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クレメント・G・ハード (Clement G. Hurd, 1908年1月12日 - 1988年2月5日) は、アメリカ合衆国の児童文学作家・イラストレーター。マーガレット・ワイズ・ブラウンとの共作『おやすみなさい おつきさま』(''Goodnight Moon'', 1947年)、『ぼく にげちゃうよ』(''The Runaway Bunny'', 1942年)などでよく知られ、ブラウンの友人で妻のエディス(イーディス)・T・ハード (:en:Edith Thacher Hurd) の作品やガートルード・スタインの子供向け作品 ''The World Is Round''〔邦訳は落石八月月訳『地球はまるい』(ポプラ社 2005年)およびぱくきょんみ訳『地球はまあるい』(書肆山田 2005年)があるが、いずれも挿絵は新規に描かれている。〕などの挿絵も描いている。''Run, Run, Run'' など自身で絵と文を担当した作品もある。 == 経歴 == 1908年、ニューヨークの不動産銀行家の息子として生まれ、ニューハンプシャー州コンコードのセント・ポールズ・スクールを経て、イェール大学で建築を学ぶ。その後2年間パリでフェルナン・レジェに絵画を学び、1930年代はニューヨークでフリーランス・アーティストとして過ごす。1939年に児童書作家のイーディス・サッチャー(Edith Thacher〔この"Thacher"には、マーガレット・サッチャーなどの綴りとは異なり、"a"の後ろに"t"がない。〕)と結婚〔 〕〔 〕。ブラウンはハードの2枚の絵を見て児童書の挿絵を描く気はないかと尋ねたという。 自身も児童文学作家で挿絵も描いている息子のサッチャー・ハード (:en:Thacher Hurd〔) は、父や一家の住んでいたバーモントの農場は「素晴らしい創造性のオーラ("wonderful aura of creativity")」に包まれていたとインタビューで述べている。 『おやすみなさい おつきさま』出版60周年の機会に刊行された復刻版において、掲載されたハードの肖像写真の手にあった煙草が編集除去 (Tobacco bowdlerization〔写真、文章、動画等のオリジナル作品に元々あった煙草消費の表現を改変あるいは除去して発表すること。bowdlerization という表呼称は19世紀にシェイクスピアやエドワード・ギボンの作品を改変して刊行した Thomas Bowdler の名に由来する。〕) されており、その是非について議論があった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「クレメント・ハード」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Clement Hurd 」があります。 スポンサード リンク
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